ウッディ・アレン監督の新作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を観ました。
ジャズ好きなアレン監督が作品のBGMに選んだ曲19曲の大半はエロール・ガーナーとConal Fowkes。
雨のニューヨークを舞台にしたオシャレな映画にふさわしいステキな曲を紹介します。
目次
レイニーデイ・イン・ニューヨークの音楽19曲を紹介
ウッディ・アレンの新作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は、久しぶりにニューヨークが舞台と聞き、ワクワクが止まりません!
しかも雨のニューヨークが舞台と聞けば、どんなにロマンチックな映画なんだろうと期待値はマックスです。
ウディ・アレンのニューヨークを舞台にした作品についての記事も参考までに・・・

ウッディ・アレンの映画は街の風景もステキだけど、BGMで流れるジャズが特別にステキですね。
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」はオープニングからウッディ・アレンらしく、ビング・クロスビーで始まりました。
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」全編に流れる19曲を紹介します。
曲名 | アーティスト |
---|---|
I Got Lucky in the Rain | Bing Crosby |
The Best Things in Life Are Free | Erroll Garner |
Will You Still Be Mine? | Erroll Garner |
I've Got the World on a String | Erroll Garner |
Red Sails in the Sunset | Erroll Garner |
Piano Concerto No. 2 in C Minor, Op. 18: III. Allegro Scherzando | Svetlana Navasardian, Gennadi Provatorov and Moscow Philharmonic Orchestra |
Time to Heal | Christopher Lennertz |
Everything Happens to Me | Conal Fowkes |
Undecided | Erroll Garner |
Everything Happens to Me | Conal Fowkes (ピアノ) & Timothée Chalamet (ボーカル) |
That's My Kick | Erroll Garner |
Misty | Erroll Garner |
They Say It's Wonderful | Conal Fowkes |
Gigi | Conal Fowkes |
New York Nights | Barrie Gledden, Steve Dymond & Jason Pedder |
Just Let It Go | Terrence Shawn Kelly |
Bye Bye Baby | Conal Fowkes |
Sing a Song of Sixpence | Michael Scales |
Everything Happens to Me | Conal Fowkes Trio |
ジャズを愛するウッディ・アレンが雨のニューヨークを舞台に選んだ曲は、19曲中7曲がエロール・ガーナーです。
特別に惹かれたのが「Misty」。
今まで聞いたことがないというほど華麗なピアノのMistyでした!
Mistyが収録されているCDがありました!
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レイニーデイ・イン・ニューヨークの曲で注目はピアノの弾き語り
ウッディ・アレンが最も美しい曲で一番好きな曲と言うのが「Everything Happens To Me」です。
主人公のティモシー・シャラメがメランコリックな雰囲気でピアノの弾き語りをするシーンは、個人的にこの映画の一番の見どころだと思います。
長い前髪が額にかかるティモシーの愁いを含んだ美しさと言ったら!
待っていた彼女が現れずに失意の中で「たった一度の恋、君でなければダメなのに、ツキの悪い男なのさ」とピアノを弾くなんて、さり気なくセレブ感が現れています。
「Everything Happens To Me」の演奏者はConal Fowkesというピアニストです。
残念ながらConal Fowkesが演奏する”Everything Happens To Me”は発売されていないようですね。
ティモシーのアンニュイな弾き語り”Everything Happens To Me”、良かったですね~
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Everything Happens to Meのボーカルを聴き比べという楽しみ方もありますよ。
女性ボーカルならヘレン・メリル、男性ボーカルならナット・キングコールなど、たくさんのアーティストがこの曲をカバーしています。
ついつい、好きな曲を語って熱くなってしまいました
Conal Fowkesに話を戻しますと・・・
Conal Fowkesはグラミー賞を受賞したこともあるピアニストで、劇中でも5曲演奏しています。
ウッディ・アレンがオスカー脚本賞を受賞した映画「ミッドナイト・イン・パリ」では、なんとコールポーターの声とピアノを演奏しているのだそうです。
Conal Fowkesはウッディ・アレンの2013年の作品「ブルージャスミン」でもブルームーンを演奏し、「マジック・イン・ムーンライト」、「カフェ・ソサエティ」でも音楽で参加しています。
実際、2001年からウッディ・アレン率いるジャズバンド「ニューオーリンズジャズバンド」のメンバーとなり、月曜日の夜、カフェ・カーライルで定期的に演奏もしています。
レイニーデイ・イン・ニューヨークのサントラ盤はある?
レイニーデイ・イン・ニューヨークのサントラ盤は残念ながらないのですが、Spotifyで"A Rainy Day in New York"のプレイリストを発見しました。
It's raining today.☔
おすすめのプレイリストをご紹介… A rainy day in New York - Original Motion Picture Soundtrack 作成者:Ricardo Dávaloshttps://t.co/YetzbSzwbZ
— Cuckoo🗾 (@cuckoo2010) July 18, 2020
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レイニーデイ・イン・ニューヨークのまとめ
アレン監督は自身もニューヨークが好きと言われるだけあって、ニューヨークが舞台の作品は特別生き生きしています。しかも雨のニューヨークで、ジャズのメロディに濡れた街並みが取り分け美しいです。音楽と映像、そしてハイソなティモシー・シャラメとため息の連続の映画です。
84歳のウッディ・アレン監督のすごさは、毎年1本映画を撮っていること。
今はコロナの影響で撮影が中断しているそうですが、次回作も楽しみです。どうか100歳になっても映画を撮り続けてもらいたい、と願うばかりです。