最近は御朱印の人気が高まっていて、休日ともなると神社の境内が大賑わいです。東京都内で御朱印をいただきながら名所と江戸の老舗和菓子をめぐるプチ散歩を紹介します。
時代劇で有名な名所を歩く
スタート地点は、相撲の国技館のある両国駅になります。ここから徒歩で約10分、距離にして850mの回向院に向かって歩きます。
7分ほど歩くと忠臣蔵で有名な吉良上野介邸跡があります。白壁のいかにも由緒ある風情のたたずまいですが、敷地内に入ると予想外の狭さに驚きます。当時のお屋敷は2,550坪もあったと言うことですので、ここでは当時を偲ぶ形で、敷地内を一周して、ここから数分の回向院へ向かいます。
回向院
こちらには、時代劇でヒーローとなっているねずみ小僧次郎吉のお墓があります。一応、ねずみ小僧次郎吉は、お金持ちのお屋敷からお金を盗んで貧しい家にばら撒く人になってますが、実際にはそんな心掛けの人ではなかったらしいですよ。
ただ、長年捕まらなかった運にあやかろうと、当時の人々は墓石を削ってお守りに持つ風習があったそうです。現在でも合格祈願に受験生たちが墓石を削りに来ると聞きました。
他の見どころは、都の有形文化財に指定されている本尊阿弥陀如来様、水小塚、願い事が成就する塩地蔵、荘厳な千体地蔵尊、歴代相撲年寄の慰霊の碑の力塚、馬頭観世音菩薩像、一言観音像などがあります。
回向院の阿弥陀如来様のご朱印は見た瞬間、可愛い〜と声があがります。
亀戸天神
さて、ここから約45分のところにある菅原道真公をお祀りする亀戸天神社に向かいます。距離にして3.5kmです。
少し休憩することにして、亀戸天神社前の船橋屋さんであんみつをいただきます。こちらはくず餅も有名ですので、お土産にしました。
さて、亀戸天神社に到着すると境内の池に無数の亀が目につきました。学問の神様である菅原道真公を祀っているため、受験生が合格祈願に訪れ、合格のお礼に亀を池に放流したという説があります。今では亀が増えすぎていますので、飼えなくなったからと自宅の亀を池に放すことはしないでくださいね。
香取神社
最後はここから約10分のところにあるのはスポーツ振興の神様を祀る香取神社、距離にして750mです。アスリートたちが勝利を祈願に訪れることで有名な神社で、境内はスッキリした気が満ちています。
御朱印を楽しみながらウォーキングのまとめ
今回のご朱印をいただくプチ散歩では、大体7,000から8,000歩位歩きました。亀戸天神では藤の季節に見事な藤を楽しめますよ。カメラ片手にウォーキングを楽しんでください。